ルンバはアイロボット社からロボット型の掃除機の名前である。そのアイロボット社から発売されている上位モデルのルンバ760とルンバ770とルンバ780を比較してみた。ルンバ760はベーシックモデル、ルンバ770はスタンダードモデル、ルンバ780はハイグレードモデルという位置づけ。どのモデルも、寸法、充電時間、標準的な使い方であれば清掃時のバッテリー駆動時間は最大60分と性能に差はない。ただし、稼働時間は上位機種のルンバ780だけはお部屋ナビに対応しており、そのライトハウスモード機能を使うことによって清掃時間は75分に増える。
前述にもあるがルンバ780は唯一お部屋ナビに対応、他のルンバ760とルンバ770はバーチャルウォール機能に対応している。ルンバの仕様ではドアが開いていればすべての部屋を一続きの部屋とみなして掃除する。従って、隣の部屋やトイレ、風呂場、廊下など開いているドアをくぐり抜けて掃除をすることになる。当然、ルンバが記憶している地図が複雑になればなるほど、元の充電ステーションには戻ってきにくくなる。そんな悩みを解決するのが、ルンバ770、ルンバ760に付属しているバーチャルウォール機能である。ルンバ780の場合はお部屋ナビに付属しているライトハウスモード機能を切り替えてバーチャルウォール機能を使うことができる。これらの機能は電源を入れるだけで、赤外線の見えない壁を作り出し、ルンバの進入を防ぐことができる。メーカーのホームページによると、バーチャルウォール機能は
- ルンバに接触して欲しくない、
- 動かしにくい物が床にあるとき
- ルンバに入って欲しくない場所があるとき
- ルンバが入り込んで抜け出せなくなる場所があるとき
- ルンバが低い段差を越えて下りてしまうときや、
- 段差の途中に引っ掛かってしまうとき
- 一度に清掃できない広いスペースを、2つに分けて清掃したいとき
有効とのこと。
一方、ルンバ780のみにあるお部屋ナビのライトハウス機能は複数の部屋を順番に効率よく掃除するときに有効である。ルンバを使って複数の部屋を掃除させたい時に、ライトハウス機能を使わないと、最初の部屋を掃除し終わらないうちに、次の部屋に抜けていってしまう。しかし、ライトハウス機能を使えば、最初の部屋を十分な時間で掃除してから、次の部屋にルンバが行くように掃除場所をコントロールすることができる。
ルンバ780が有効なのは、段差が無く、複数の部屋を掃除したい時に有効となる。掃除する対象が1部屋のみであったり、複数の部屋を掃除したい場合であっても、段差がある場合には手持ちでルンバを移動させる必要が有ることから、ルンバ770がおすすめ。ルンバ760は掃除能力が他のモデルよりも若干劣ることから、掃除する部屋が狭い場合や、安くルンバを購入したい時におすすめ。